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源氏物語にも登場する京都三大祭のひとつ「葵祭」の保存継承へ!クラウドファンディングで葵祭をLIVE配信

京都の祭・伝統文化を全国へ プロジェクト発足の背景

日本の伝統文化を象徴する「祭」。特に京都の祭は人気が高く、国内外からも注目されていますが、曜日に関係なく日付を優先して開催されることもあり、日程や場所の制約により観たくても観覧できない人も多いという現実があります。そこで、地元京都のテレビ・ラジオ放送局であるKBS京都が、LIVE配信を通じて、京都の祭・伝統文化を全国に向けて発信するという一大プロジェクトを発足しました。

源氏物語にも描かれた葵祭

今回LIVE配信を行う「葵祭」は、今から約1400年前に始まったとされる賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭。
京都三大祭のひとつに数えられているだけでなく、天皇の使いである勅使(ちょくし)が派遣され執り行われる「勅祭」の中でも日本三大勅祭のひとつともされており、平安時代以来、国家の安泰や国民の安寧を祈る国家的な行事として行われてきました。
また、葵祭は紫式部の記した源氏物語の「葵の巻」にも、その様子が描かれていることで知られています。

5月初旬からさまざまな行事(前儀)がありますが、日本の祭の中でも数少ない「王朝風俗の伝統が残されている」のが特徴で、特に5月15日に行われる「路頭の儀」(行列)は、平安装束を身に着けた約500名・馬約36頭・牛4頭・牛車2台・輿1丁が京都御所から下鴨神社・上賀茂神社までおよそ8キロもの距離を練り歩きます。その様子は煌びやかで風情があります。

LIVE配信では、葵祭「路頭の儀」行列の模様がVTR・テロップ・解説を交えて配信されるため、現地へ足を運ぶことができない方も十分にその魅力を味わうことができます。
本プロジェクトでは限定の返礼品も多数用意されているほか、集まった支援の一部は葵祭の保存継承のため、葵祭行列協賛会へ協賛されます。
詳しくはKBS京都のサイトをご覧ください。
https://www.kbs-kyoto.co.jp/info/event/event_134339.htm

この記事を書いた人
京都の特等席 編集部

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