ここからしか見えない京都
  
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つ、下鴨神社の楼門(重文)

世界遺産を間近に楽しむ特別公開

通常非公開の建築、仏像、庭園などの文化財が期間限定で特別公開される「京の夏の旅」が9月30日まで開催中だ。

今年の大きな見どころは龍安寺。同寺を創建した細川勝元の550年忌を祈念し、系図がつながる元総理大臣の細川護熙氏が9枚の「雲龍図」を奉納することに。そのうちの1枚を8面の襖絵にして公開中だ。そして、今回、方丈の西隣にある仏殿を初公開。1981年(昭和56年)に再建された総檜造(そうひのきづくり)の建物で、天井には墨と金泥による豪快な龍が描かれている。中央奥(昭堂)には本尊の釈迦如来像を安置する。期間中は仏殿の左右の扉が開放されており、西側にある回遊式庭園「西の庭」に降りて散策できる。

龍安寺では細川護熙氏が描いた躍動感あふれる龍を襖絵にして公開

上賀茂神社(賀茂(かも)(わけ)(いかづち)神社)では、神職の案内で普段立ち入ることのできない本殿(国宝)、(ごん)殿(でん)(国宝)を特別参拝できる。美しい曲線を描く檜皮葺の屋根は、全国の神社の6割を占める「流造」の原形だという。また、源頼朝直筆とされる花押(かおう)(署名の代わりに使われる記号や符号)や、貴重な神宝を公開する。社務所隣のカフェスタンド「神山湧水珈琲 煎」では、祭神が降臨したという神山(こうやま)の超軟水で()れたコーヒーを味わうことができる。

神職の案内で本殿を神聖な場所から拝観できる上賀茂神社。貴重な神宝も見逃せない

原生林の「(ただす)の森」に包まれた下鴨神社(賀茂(かも)御祖(みおや)神社)では、「大炊殿(おおいどの)」(重文)を特別公開する。神様のお供え物を調理していた建物で、古代から伝わるお供えのレプリカや調理器具などを展示している。糺の森の南にある「旧三井家下鴨別邸」も、通常非公開の主屋2階を特別公開している。主屋は庭園と一体となった開放的な造りで、2階から眺める庭園の風景は格別だ。

下鴨神社の大炊殿。ほかに東西2棟の本殿(国宝)も特別参拝所から間近で拝観できる

制作著作:KBS京都 / BS11

【放送時間】
京都浪漫 悠久の物語
「夏こそ京都の世界遺産へ!~龍安寺・上賀茂神社・下鴨神社~」
2022年8月22日(月) よる8時~8時53分
BS11(イレブン)にて放送

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